自律神経失調症

自律神経失調症

視床下部は自律神経系および内分泌ホルモン系の統合中枢として働いています。
自律神経は、本人の意志と関係なく、各器官の必要に応じて自動的に働く神経で、交感神経と副交感神経に分かれています。
交感神経の中枢は視床下部、副交感神経の中枢は脳幹にあり、大脳辺緑系からの情報を受けます。
交感神経が体の活動を助けるように働くのに対し、副交感神経は内臓や器官をリラックスさせて、エネルギーを保存する役割を果たします。
両者は相反する働きをして体の働きのバランスを取り、人間の健康を保っています。
この自律神経が極度の緊張やストレス、疲労などによって乱されると不定愁訴とされる症状が出てきます。

交感神経が乱れると、動悸、息切れ、呼吸困難、頭痛、めまい、立ちくらみ、肩こり、冷え性などが起こります。

副交感神経が乱れると、食欲不振、便秘、胃もたれ、腰痛、吐き気などの症状があらわれます。